「 Kruispunt 」



 
- Liner notes-

まるで、秀逸な自然科学ドキュメンタリーの架空のプログラムの音響効果を聞いているか
のような、ディープ・メディテーショナルでイマジナリー幻想的な音の地平がエモーショ
ナルに広がり続けている。直接的だったり喚起させるような音色もメロディは無いもの
の、そこはかとなく漂う和のエキゾチズムと非常に日本的な四季折々の柔らかで繊細な移
ろいまでもがソウルフルに香しく奏でられているようにさえ感じられる。
IEGUTI(PARA)、Enitokwa、MAYUKo(CROSSBRED/SYNTHSISTERS)という関西
を代表する名手3人によって深く呼吸するように真伨にインプロヴァイゼーション合奏さ
れ調和されていく ”シンセサイザーとエレクトロニクスによる空想涅槃トリップ体験” への
誘い。サウンドデザインを担当したKABAMIXによる臨場感溢れる音像も素晴らしい。

( COMPUMA (SOMETHING ABOUT) )


- Comment -

◆「音楽情報(音という外部記憶ユニット)からデコードされた塩基を組み込んだ複創性
生物が通りすがりに奏でるパリンドローム......遺伝子に音楽を!」

( 佐藤 薫 (EP-4) )

◆「これが録音されたのって2015年の4月の大阪京都ですが、ぼちぼち無人探査機が冥王
星に近づいたとき。音という概念があるかわからない彼の星に、サウンドデザインしてく
れと慌てて秘密裏にNASAから依頼された音源がこちらになります。心臓型のクレータ
ーでのライブ音源とのこと。音粒が発光してる、完璧な星の音楽。口開けて最後まで一気
に聴いちゃいました。お見事。」

( Shhhhh (SUNHOUSE) )

◆「浮かぶ鏡面の立方体のようなものに跳ね返された音の壁が降り注ぐ。
やわらかさと激しさの揺り戻しの中で増幅していく止まらない共鳴。」

( オオルタイチ )

◆「どうやら一方通行のようです。なんかトンネルの中のようです。たぶん速度制限は無
いようです。とにかく速いです。競い合っているのでしょうか?周りの速さに慣れてくる
と気付きます。ゆっくり緩やかだったり、むだに揺れながら進んでいたり。やはり競争で
はなさそうです。すごく自由です。なぜか規則性も感じます。むこうに光が見えてきまし
た。もしかしたら出口でしょうか?たぶんもうすぐ出れます。ここはスピーカーケーブル
の中の周波数の世界。このアルバムを聴くとその中に入れます。」

( MTR (CARRE) )

◆「数字と波形の観念から、スルリと抜け出した多面体音楽の出現。
三者の非言語的なセッションには、まるで親戚同士の会話のような優しさがあり。
こういった種の新しいコミニュケーションに、適切な言葉はまだ見つからないが、すこぶ
る感性が刺激されました。」

( CazU-23 (TURTLE ISLAND) )



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(2015.9.5現在)

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